婚活において、多くの皆さんが経験するお見合いシーンです。
優しそうで第一印象はまぁまぁ「相手を尊重し寄り添えるタイプ」と紹介する標準的なコメント、旅行や食べ歩きペットOKなど問題なさそうな同世代のお相手とお見合いが決定できた。 お見合いは何とか慣れたと思うけれど、ちょっとの期待感からなのか当日の朝はそうは言ってもやはりソワソワと緊張する。爽やかな人と見てもらえるはずと期待する服を選びながら「このところワンパターンかなぁ」と思いつつきっと皆さんもそうだろうと勝手に納得。 場所はGoogle Mapで確認したけど今回は見知らぬ場所だから、現地で慌てないよう余裕をもって準備。お肌コンディションはまぁまぁで香水はもちろんなし、髪がキマったのかどうかわからないまま自宅を出る。 電車のなかでお見合い会話のイメトレに集中、プラス「話すより聞き役にまわる」を今日も自分に呪文を掛ける。シティホテルではランチ前後の時間帯はお見合いラッシュと見込み通りの中、割とイメージ通りだったお相手と合流できて二人でテーブルに着く。会社面接みたいに「迷わずこの場所はすぐに分りましたか?」と自己紹介に入る。休日の過ごし方や生活拠点など基本的な話題、何とか笑顔で会話できて緊張しながらでも気まずい空気はなく、好きなドラマや映画の話など楽しくできたと自己評価。特別ときめいたわけではないけれど、帰路の電車のなかでお見合い時間を振り返り自己問答、相談所担当へ「お相手さえよければ仮交際希望です、笑顔もあって穏やかな方でした。」とLINEする。 翌日お相手から「ご縁がなかった」の返事、「一緒にいて楽しそうで素敵な方だったのですが、結婚生活のイメージができなかった」との理由を添えられた。生理的に無理と言われるタイプではない私には「あれっ?」とすこし正直ショックだったりした。
こんな風にお断り頂いた経験ありますか? この「結婚のイメージができなかった」には下記の3つが可能性があるのではと考えてみました。
❖具体的な結婚のビジョンが足りないかも
結婚生活についての具体的なイメージや理想が明確でない場合、「合う合わない」以前の問題として相手との未来を思い描くことが難しくなります。「結婚したい」と思っていても結婚後の生活や関係がどのようになるのかがわからないため、イメージが湧きにくいのです。 本質的なことではありますが何とか結婚したいと最優先で思っていない、恋愛の延長のようなふんわりとした動機で婚活している、などが見え隠れする場合はズバッとお相手に聞けないわけですから「きっと私とは違う」と直感を持たれてしまいます。そんな「結婚に対する本気度」が違うのかなぁと感じてしまう場合の多くは下記のようなパターンがあるのではないでしょうか?
経済的に自立した女性が企業に勤めていて辞める気が無い / 今すぐ起業したい夢や考えがある / お互いの関係を築くために使える時間が少なそう / 恋愛のためだけの恋愛をしたい方だと思われる / ストイック過ぎて相手を寄せ付けないかもと思われる
❖心配や不安が重すぎるのは過去の経験やトラウマが影響しているのかも
過去の恋愛や家庭環境での経験が影響して「結婚に対する不安」や「結婚生活の困難さ」を強く感じる方も少なくないのでは。「結婚したい」気持ちが真剣にも関わらずすべての方が結婚に対するポジティブなイメージよりも不安が多い、未来のビジョンが見えない というケースは必ず存在するわけです。背景には自分の親御さんの夫婦としての姿、再婚者にとって今度は失敗したくないという想い、子供さんがいる方ならばどういう人生設計がある方ならば寄り添ってくれるのか、さまざまで複雑なケースを実際には重く背負っている方々がいると思います。きっとだからこそ「最高のパートナー探し」として婚活に踏み切っているのでしょう。それらのことすべて裏も表もプラスもマイナスも分かち合えたら最高だと分かっていても、最初から腹を見せ合ってコミュニケーションがとれるわけではありませんね。
❖理想と現実のギャップを拭えなかったかも
結婚に対する理想や期待が高すぎる場合、現実にお見合いするお相手の中にあるギャップに悩むことがあります。特に婚活をしている中で、「理想の相手に出会えない」または「現実的な結婚生活が想像できない」と感じることが、結婚のイメージを湧かせにくくさせる場合があると思います。
【私たち湘南縁つなぎ結々の総括】 これらの3つの理由は、婚活において「結婚したい」というテーマには不自然ではない漠然とした不安や疑念が背中合わせに存在するということです。 ですから今一度自分の結婚に対する意思を私たちと話してみることで見つめ直してみませんか? そしてご自分にとって「変えられること」と「努力しても変えられないこと」を整理してみると何もかもマイナスなわけではないことが分かると思うのです。そんな作業はとても大切なことだと思います。自分の身の丈に合ったコトを期待をして、お相手のためにどんな努力をしたらいいのか?お相手にどんなことを期待していいのか?
「いい人と出会えたら結婚できるといいな」レベルが相手と違うとお互いを知るスピードも期待値が違うかもしれません。もちろん嘘ではないわけですが相手と「結婚について理解し合える深さやスピード」を分かち合える会話ができると理想ですよね。 それでは私たちと作戦会議しましょう!!
湘南縁つなぎ結々 古里彰康/麻紀子