私たちは今月結婚31年アニバーサリーを迎えました。パチパチ!っでこのテーマ!
長い結婚生活の中で夫婦がお互いの距離感をどのように保つかは、重要なテーマだと思いました。 距離感は、物理的・感情的な側面があり、適度に調整することで夫婦関係のバランスや満足度が保たれると考えます。これはちょっと私たち夫婦のことは棚に上げて(上げるんかいっ笑)「夫婦の距離感」について考えられるポイントを挙げてみました。
❖個人の「時間と空間」を尊重
結婚生活において「どれだけ相手と一緒に過ごすか」と「個々の時間や空間を尊重すること」のバランスが大切です。しかも自分達の状況(子育てや仕事の都合)によって変えていくことは前提です。それぞれの趣味や友人関係を大切にすることが、想像以上にリフレッシュや自己成長につながったり、相手を感謝して思いやれる等。最終的に夫婦の関係にも良い影響を与えると考えられています。これ特に欧米人には基本軸です。よってこれには充分な時間、つまり二人の時間とそれぞれの時間をバランスよく確保できることが現実的には必要です。困難なコトは多いはずですが「このコトを優先しよう」と意識的に話し合うことが一番大切です。
❖コミュニケーションの頻度と質
良い距離感が保たれる重要な要素は、コミュニケーションのバランスです。頻繁に話すことでお互いの考えや感情を共有し理解を深めることができます。しかし逆に相手の空間を尊重せずに過干渉になると、逆効果になり距離感が崩れてストレスを感じることもあります。夫婦間では相手を尊重できずに否定しまいがちな場面もあります。対等なこととそうではないことが混在しますから。よく話し合うことで合意を得ながら着地点を決めるのが必要だと思います。だからそもそも相手に不信感があったらこのコトは成立しませんね。
❖独立と依存のバランス
夫婦関係では、お互いに依存しすぎることも、独立しすぎることも良くないです。支え合うべきところは支え合い、個々の強さを尊重して認め合うことが、健全な距離感を保つためにとても重要です。依存しすぎると重荷に感じることがあり、独立しすぎると疎外感を感じることもあります。なんでも対等に50/50と杓子定規のようにはいきませんから。これも前述とおなじくよく話し合うことが条件ですね。
総括> 夫婦の距離感は、二人の性格や価値観、ライフステージに応じて変わっていくものです。重要な基盤として「思いやりを体現することを欠かさない信頼」や「自分が相手と違っても否定しない尊重」を基に 適切な距離感を持つこと を避けずに正直に話し合える関係を築くことだと信じています。
冒頭に「私たち自身のことは棚に上げて」と申し上げましたが 完璧を目指すのではなくとも、上記を参考にして「永く心地よい夫婦関係を築くことをあきらめない」ならば、もうすでにイイ関係ですね、きっと! はい、間違いありません。
結々 古里彰康/麻紀子