婚活ではとにかく　あるアル　です。

初めてお会いするお見合いで、しかも緊張する60分間あまりで「交際へ進むか否かのYESかNOを判断する」のは本当にムズいと思うのです。　言うまでもなく「初対面の印象だけではその人の本質を知るのは難しい」わけです。お相手と深く話をするには波長も合わなければならないし、時間も掛かるからです。そんな状況の中で下記のように「お相手と自分の相性をとらえるポイント」をおさえて置くと少し分析やすく判断できる材料になるのではと思いました。　是非とも参考にしてみて頂きたいです。

❖第一印象と居心地の良さ

• 話していて少しでも「安心やリラックス」を感じられましたか？　（当然緊張する時間ですけどｗ）
• 無理に気を遣わず自分らしく振る舞えるお相手でしたか？　（気を遣わないといけないお相手？）
• 「もう少し話してみたい」と直感的に少しでも感じられた？　（イイな！のちょっとした印象は？）

「第一印象やフィーリング」については将来一緒に暮らすうえでとても大切な「ふたりの入り口」要素です。ただしとても緊張する場面でもあり、お互いの本来の姿が出にくいことは当然あるわけですから一時の仕草で決めつけずによく会話を振り返って分析してみましょう。

❖将来へ向ける価値観や目標の一致

• 会話の中でお互いの価値観や人生観について少しでも触れられたとき、共感できる部分がありましたか？それともちょっと違和感を感じましたか？このあたりを整理できるとイイと思います。
• 結婚後の生活スタイルや家族観、将来挑戦したいコトなど話ができたなら、その一致度を振り返ってみてください。あなたのはっきりしたYESではなくても「NOがない」ことも大切な要素です。なぜならば今後ふたりで話し合っていきならが明確にできる可能性があるからです。

❖話し方や態度

• お相手が自分の話をきちんと聞いてくれる姿勢を感じましたか？　（あなたの話を途中で切らずに）
• 穏やかな話し方や振る舞いが誠実で礼儀正しいと感じましたか？　（あなたの話を拾いあげてくれますか？）
• 自分の意見を否定されることなく受け止めてもらえましたか？　（「でも・・」が口癖なお相手はNGかも）

この点は、お相手の性格やあなたに対する基本的な姿勢を測るヒントになるはずです。

❖「違和感」に敏感になってみること

• 言葉や態度に「ちょっと違うなぁ」と感じる部分がありましたか？　（つまりあなたのＮＯを感じ取るのは大切です）
• もし違和感があったなら、その理由を具体的に振り返ってみましょう。小さな違和感でも長く続くと大きなストレスになることも想像できますね。あなたにとっての「ＮＯ」はやはり少ないほうがイイですから。

❖自分の感覚に素直になってみること

• 相談所担当者の意見や「こうあるべき」という固定観念より、まずはご自分自身が「また会いたいかどうか」を基準にするのはシンプルに大切なことです。なんだか諸々アドバイスがあるなかで矛盾していると思われるかもしれませんが、意外にもそういう素直な感覚は判断の軸として大切にしてほしいです。
• この人だ！とハッキリ思えなくて当然で「また話してみてもイイかも」と思えればYESにして進んでイイんです。100／ゼロではないわけですから！

❖もし最悪、判断がつかない場合はこんなふうに考えてみませんか？

どうしてもYESかNOかを迷ってしまい判断ができない場合は、「もう一度会ってみる」という選択肢を考えてみて欲しいです。はやり前提としてお相手へのＮＯが少ないことがポイントになりますね。

2回お会いしてみるとお互いの緊張が少しほぐれた状態になって、本来の魅力や相性が合う線が見えてきたりすることもあるからです。

【総括】大切なのは「自分の理想通りの完璧なお相手を探す感覚」ではなく、一緒に挑戦できそうな　ツライ時に支え合えそうな「一緒に暮らすなかで信頼できそうなお相手を探す感覚」ことだと思っています。学生時代のクラスに居た異性を想い出してください。「異性を感じないけど頼れる心許せる親友のような人」 こんな感覚が似ているかもしれません。なぜなら結婚生活はロマンスで溢れているわけではないのが現実です。もしこれからそういう出会いがあれば「信頼できるお相手に対して　あとから好きな気持ちを膨らませていける」ものです。　つまり、少しでも心に触ったお相手へのポジティブな気持ちがあるなら、それを大切にしてみて欲しいです。

婚活は自分と向き合う機会でもあるんですね。ぜひともご自分の気持ちと考え方を整理しながら、焦らず一つひとつの出会いをよく観察しながら大切にしてほしいです。　「そうは言ったって迷うモノは迷う・・」そのときは、直感とこういった少しの分析を組み合わせて進むと良い方向に向かうと思うんです。何よりそのために私たちが伴走して皆さんの判断を一緒に支えたいんです。

湘南縁つなぎ結々　古里彰康/麻紀子