なるほど腑に落ちる「恋人同士と夫婦の違い」とは?

私たちは結婚相談所として「相手との向き合い方をどう考えていいのか?」についてを、様々な経験をお持ちの会員様方へアドバイスさせて頂く場面が多くあります。私たちも自己問答しながら今回もこんなテーマを考察してみました。

恋愛経験のある方は「相手を恋人としてみる」のはわかるけど「相手を結婚生活のパートナーとしてみる」のは未知数でわからないですね。 そこで今回のテーマにおいてその答えを導き出すいくつかのポイントになるかなと思える「恋人同士と夫婦の違いは何なのか?」をいくつかの考察ポイントで解説してみました! 皆さんは共感できますかねw

恋人同士と夫婦ではそれぞれのステージによって変わるため、以下のような点で違いがあると考えました。

❖関係性と時間軸の違い
恋人同士>
恋愛関係では比較的短期間での感情の高まりが特徴ゆえ、お互いに魅力を感じたり想像を強く投影することが多いはずです。だからこそ一緒にいる時間が多いと、さらなる親密さや絆が深まることを期待することになると思います。
夫婦>
結婚は長期的な関係が前提となるので、恋愛期間よりも深く安定した信頼関係が作られることを双方に望みます。だからこそ距離感は親密さのバロメーターではなく、適度な空間を尊重し合うことが長続きの秘訣になるのではと思います。

❖感情の波の違い
恋人同士>
恋愛関係では感情の波の高まりや変化が激しく、情熱やときめきが重視されると思います。ゆえにお互いの距離感が近すぎると「感情的な衝突が発生しやすい」そして反面「離れると不安や不満が生じる」ことになります。
夫婦>
夫婦関係では日常生活が基盤になるため、感情の安定やパートナーシップの協力関係が重視されます。感情の波が比較的穏やかであることが多いため、恋愛感情よりもお互いの信頼や安心感が重要視されるわけです。

❖物理的距離の違い
恋人同士>
恋愛中は相手と会うこと自体が特別な体験と感じられるため「頻繁に会いたい、近くにいたい」という気持ちが強くなりがちです。物理的な距離が離れていると不安感や寂しさを感じますね。
夫婦>
夫婦は日常的に一緒にいる時間が長くなるため、物理的な距離よりも心の距離が重要になります。一緒にいる時間が長いなかでも、それぞれが自分の時間を持つことが許される環境が意外と大切です。

❖ 相手への期待の違い
恋人同士>
恋愛関係では、ロマンティックな瞬間や相手の気遣い、特別な体験を期待しがちです。そのため距離が近くなるほど、相手からの反応や愛情表現を求めることが多いはずです。相手の気持ちが常に気になり確認したり、関係の進展を期待しますね。
夫婦>
夫婦は、日常生活や家事、育児など、現実的な問題を共有して相手の負担を軽減する努力が重視されます。恋愛感情だけでなく責任感やパートナーシップが中心となり、生活リズムに合わせながら調整できることを期待するものです。

❖依存と自立のバランス
恋人同士>
恋愛中はお互いに依存する面が強く、相手に対しての期待が大きいことが多いです。相手がいないと不安になったり、連絡が少ないことで不満を感じやすいなど、依存度が高くなりがちだと思いませんか。
夫婦>
結婚生活では長期的にお互いをサポートしつつ、個々の自立も重視されると思います。夫婦はお互いの存在を尊重しつつ依存しすぎずに、必要なときに支え合うという自立バランスが保たれると思います。ちょっとクール過ぎる表現かなw

【総括】
恋人同士においては「感情的な距離がより重要」で親密さやロマンティックなつながりが求められること、に対して夫婦間においては「長期的な信頼や生活のパートナーシップ」を求められ、距離感としては「尊重するようにお互いの丁度いい距離を築くべき」ということが言えると思います。今回「違い」を語らせて頂いた<恋人同士>と<夫婦>の2点の中間がイイという方もいるかもなぁw
こんな違いがあることを今から頭で理解してシミュレーションしておくのって無駄になりませんよ! 言うほど簡単なのか難しいのか、はあなた次第です。夫婦は「評価し合う」になってしまいガチですが加点減点するのではなく「許し合う」ほうが長期的バランスを保てるものです。 そうです、だから私たちは結婚相談所の仲人として皆さんの気持ちと意識を支えたいです!
結々 古里彰康/麻紀子

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